波のように大きく振れ、小さく振れ

水曜日の正勝さんのコンサートの余韻からいまだに抜け出せずにいます。

高木正勝コンサート 「タイ・レイ・タイ・リオ」
日時:2008年10月15日(水)
18:00開場、19:00開演
会場:めぐろパーシモンホール 大ホール
出演:
高木正勝 (ピアノ), 田口晴香 (ボーカル),
ヤドランカ (ボーカル), 松平敬 (ボーカル),
熊澤洋子 (ヴァイオリン), 沢田穣治 (コントラバス),
金子鉄心 (イーリアン パイプ), ヤマカミヒトミ (フルート),
OLAibi (パーカッション), 佐藤直子 (パーカッション), 他

去年のSOWで初めてみた時の感動がよみがえった。あの時は全然知識のないまま聴いていて、けど鳥肌が立ったのを覚えている。今回も始まって数分ですっかり世界感に入り込んでしまった。息をのんでただその瞬間を見つめる。
やっぱりホールで聴く音楽というのは格別だ。どうしても余韻が残ってしまうから、その後特別な思い入れをもってしまう。映像、演奏、声、照明すべてが融合されたあの空間は、本当に素晴らしかった。
印象に強く残っているのは声。男性ボーカルの方が加わって前回よりも強く深く。あと正勝さんの歌う声。山本現代で映像を見た新曲。シンプルなランプの照明の元で全員で音を奏でる所。パーカッションによる壮大さ。そして何よりピアノ。正勝さんのピアノ。力強いんだけど、音はキラキラしたりしてるんだけど、繊細でどこか陰のあるように感じた。昨日の公演が終わって彼は真っ白になれたかな。
時間は想像よりもとても短かったけども、とにかくまた生で鑑賞出来たというだけで満足した。本当はもっと聴いていたかったけどもね。またやってくれるかな。また見れるといい。